勇気を出したの、会いたいって。

いつもはそんなこと言わないのに。

ちょっとしか時間ないし、

忙しいのだってしってたもん。

でも、いつもは仕事してても、いつきてもいいよって言ってくれたじゃない。

１０分だって５分だってよかったのよ、

ただ少しぎゅってしたかっただけなのに。

今日だけはどうしてもだったのに。

どうしてものときに限って叶わない。

そんな日くらいあるのはわかってる。

むしろ、今までそんな日がなかったのが不思議なくらい。

それでもすごくすごく悲しくて、苦しくて、なみだがでる。

胸がぎゅうってして、もやもやする。

自分の家で月曜日の朝を迎えるのはいつぶりだろう。

毎日顔を合わせていたのが週末だけになって。

徒歩圏内だった距離が電車にかわって。

分かってるもん、贅沢だって。

それでも、

さみしいもん。

行ってきますの朝には、ぎゅってしてキスしてくれるのが好き。

テレビを見てるときにくっついても、邪険にせずにそのままいさせてくれるのが好き。

必ずいってくれるおやすみと、ふざけたキスしてじゃれるのが好き。

眠るときに繋いでくれる手が好き。

二度寝の前にぎゅっと抱きしめてくれるのが好き。

ベッドからいなくなるのがさみしくて、ぎゅって抱きつくと頭を撫でてくれるのが好き。

なのにどれもないなんて、

悲しくてさみしいんだもん。

だからちょっとでいいから会いたかったんだもん。

いい子のふりして返したラインは、こんな気持ちを上手く隠せていたのかわからない。

頭も心もぐちゃぐちゃだけど、取り繕って、また今度ねって言うし、頑張ってねって言うの。

でも、悔しいからもう今日はラインはお終い。

明日おはようがくるといいなあ。