29歳現役おひとり様。

29年間のあれやこれや

2018年5月のブログ記事

  • そして。

    電話がきたけど、でなかった。 いつも大体ひまなのに、誘われた今日に限って飲み会。 佐藤くんと飲んだ方が楽しかったんだろうなって思ってしまうかんじだったけど、 でも、大きく後悔しなくて済んでよかった。 それでもやっぱり、 触れたくなってしまう。 これが本能なんだろうなと思う。 でももう、 好き じゃ... 続きをみる

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  • 周りの反応

    その後は、個人の仕事に合わせて夏期休暇をとったり出勤したり様々だったので、佐藤くんとも毎日会うわけではなかった。 最後に会った日に、じゃあ詳しくはLINEで、ということで別れた。 金曜日の夜、仕事の関係で近所の祭りの見回りにでかけた。 1時間ほどふらっとして、焼きそばを買って職場で食べることにした... 続きをみる

  • 一つの区切り。

    その後は慌ただしかった。 家に帰り急いでシャワーをあび服をきて家を出た。いつも仕事では、ほぼノーメイクなのが救いだ。 始業数分前に慌てて職場に駆け込み、タイムカードを押した。 周りもそれぞれ気だるそうな顔で、昨日の飲み会での盛り上がりを物語っていた。 さらに、それに拍車をかけ、本日のメインは肉体労... 続きをみる

  • そして、2度目の。

    先の見えない仕事の山も終え、期末の納め会があった。 あれから、佐藤くんとは仕事終わりにご飯にいったりしながら、旅行の話を進めていた。この時は、まだ彼氏とは別れていなかった。 納め会は盛り上がり、案の定佐藤くんはひどく泥酔していた。 明日は仕事ということもあり、この日は終電での帰宅となった。 一緒に... 続きをみる

  • 彼氏。

    七月の半ば。 試験が終わるまでは、期末処理より勉強優先とお達しがあったので、それに甘えていた。 なのでどこから手を付けて良いか悩むほどの仕事量だった。 コツコツやっていけば間に合うが、私はそれが苦手である。 一つの山を今日で越えてしまおうと、勇んでパソコンに向かった。 21時を過ぎた頃、残っている... 続きをみる

  • 夏がくる

    全てが終わり酔いも何もかも覚めた私が、どんな顔してこれから仕事したらいいのかわかんないよ、と不満をもらすと、佐藤くんはさらりと 「別にいつも通りしてればいいじゃん」 と、事も無げに言った。 言われた通り、と言うと何だか癪だが、実際、その言葉通りに私たちは今まで通りだった。 職場では仲良しで、でもプ... 続きをみる

  • そして、また一つ先へ。

    だからといって、なにがどうなるわけでもなく。 佐藤くんはいつも通りの馴れ馴れしく賑やかな佐藤くんで、 私もいつも通りムダな絡みをあしらう色気もなにもない私だった。 うら若き乙女でもなし、たかだか一度くらいはずみでキスしたくらいでなにを気にしてるのよ。 まして、もっと大人なことを色んな人とやってきた... 続きをみる

  • そして、はじまり。

    さて、そんなある日事件がおこる。 四月の末に講演会があり、職場のみんなで出席した。 いつもの定時よりも前に終了し、その後勤務をとかれたので近くにいた数人で軽くのんで帰る事にした。 この職場で初めての飲み会(会と言えるほど人数はいないが)だった。 性別も経験もバラバラの、今年来たばかりの人たちだった... 続きをみる

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  • 出会い。

    4月になり、新年度を迎え、異動し新しい職場へと赴任した。 根暗で人見知りで社交的の反対側にいる私にとって、新しい人間関係の始まるこの瞬間が大嫌いだった。 緊張しながら通された部屋には、同じく新年度に着任された方々が既に座っていた。 軽く挨拶して私も座り、用意されていた書類に目を通したり記入したりし... 続きをみる

  • 夏になるたびまた一つ

    約5年お付き合いした方とお別れをしたのが、27の夏のことだった。 例によって合わせに合わせた恋愛をしていた。辟易しているところもあったが、長く一緒にいたので、このまま結婚かと思っていたが踏み切れない自分もいた。 かといって別れる理由もなくダラダラ続けていた私にとって、彼の浮気が発覚したのは正直なと... 続きをみる

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  • わたし

    正直に言おう。 わたしはモテる方だと思う。思っている。 少なくとも、モテないとか好かれないとか、そういったことで思い悩んだことはなかった。 いつもなんとなく、それなりの人に好かれ絶えたことはなかったから。 ある一定数の人種が好きとする容姿だという自覚があるし、それをどのように使うのが有効か知ってい... 続きをみる

  • 終わらせたかったのに、勝手ね。

    会えなかった1ヶ月。 私はこの日をどれだけ待ちわびていたんだろう。 胸の奥底にしまい込んだと思い込ませて、見ないようにしていた「特別」を、やっぱり期待してしまっていたんだと、思い知らされた。 そうでないことなんか知っていたはずなのに。 「一目惚れ」 って、都市伝説だと思っていた。 電流が走るだの、... 続きをみる

  • こじらせるってこういうこと。

    そこそこの容姿と性格で生まれて29年。 それなりに恋愛もしてきたつもりだった。 当たり前のように誰かを好きになって、当たり前のように付き合って、当たり前のように結婚して、当たり前のように家庭を持ち家族を作るのだと、 なんの根拠もなくそれらを当然だと。 1番先立つ「好き」が1番難しいなんて、思いもし... 続きをみる